koseki相続業務の基本は戸籍収集です。
戸籍収集が相続の第一関門となります。
なぜ戸籍が必要となるのかと言えば、相続人が誰と誰なのか、それを客観的に証明する必要があるからです。
法定相続人は、第一順位は被相続人(亡くなられた方)のお子さん、第二順位は被相続人の父母、第三順位は被相続人の兄弟姉妹となり、配偶者は常に相続人となります。
そして相続人がもしすでに亡くなっていたら代襲相続が発生したりします。
そういった相続人関係を、戸籍を使って証明するわけですね。

経験上お客様からヒアリングした段階で、これはちょっと時間がかかりそうだぞ~、というような感じがわかるときもありますが、戸籍収集は実際やってみないとどれくらい時間がかかるか、なかなかわかりません。
急いで欲しいと思われるお客様もいますが、こればっかりは急いでも限界があります。
いつまでにできる、と明言できないのがこちらとしてもつらいところです。

戸籍には種類がいくつかあります。
現在戸籍、改製原戸籍、除籍です。
基本的には、亡くなられた方の出生までの戸籍をさかのぼる必要があります。
ただし、どういった用途で戸籍を使うかによって、戸籍を集めなければならない範囲も変わってきます。
金融機関口座の相続に伴う解約に使うとか、不動産の名義変更とか、自動車の名義変更とか、保険金の請求とか、ですね。
上記戸籍以外にも、証明する手段としては廃棄済証明書や不在籍証明書、不在住証明書等があります。
あとは樺太の戸籍とか、北方四島の戸籍とか・・・。
外国にいる方であれば、サイン証明や在留証明等が必要となる場合もあります。
それらをまとめて相続証明書と呼びますが、これを揃えるのが一苦労、ということになります・・・。

戸籍収集が比較的簡単な方も当然おられますが、かなり困難な場合もあります。
戸籍を揃えるだけで3ヶ月や半年とかかかる場合珍しくはありません。
自分で相続手続をやってみようと思って最初につまずかれることが多いのが、この戸籍収集です。
実際のところ、これはご自分でやるのはちょっと無理ですね、と思うこともよくあります。

転籍を繰り返していたり、相続人の数が多いとかそういった場合には特にどうしても時間がかかります。
当事務所の場合、相続人の数が多かったのは最高20人以上となってしまったケースもあります。
もしそんなに人数が出てきてしまうと、遺産分割協議は不可能になってしまう可能性が高くなります。
なぜかと言えば、遺産分割には印鑑証明書を必要とします。
遺産分割協議書に署名をしてください、実印を押してください、とお願いする必要があります。
普段から交流がある方であればそれをお願いすることも可能かもしれませんが、相続人となった方が縁遠い感じになってしまっていたり、まったく互いに存在を知らない場合も当然あります。
そのような方に、いきなり実印を押してください、印鑑証明書を取ってきてください、などと言っても承諾してくれない可能性があります。

相続は準備をしっかりしておけばスムーズに終わるものですが、難しくなってしまうケースも実は相当あります。
特にお子さんがいない方の場合、相続自体が難しくなってしまうことが多々あります。
ではどうしたら良いのか?
そんなときには遺言書が有効になります。
また、最近は家族信託の活用など、新しい手法で相続問題を解決する方法も出てきています。

もし自分に何かあったら……などと考えることは縁起でもないと思う方もいるでしょうが、自分の場合はトラブルになってしまう可能性があるだろうか、ということは考えておく必要があります。
相続問題で相続人同士がいがみあってしまっては、とてももったいないことだと思います。
これは相続財産の多い少ないで決まるものではありません。

自分の場合はどうだろうか、そう不安に思われたら、ご相談ください。
相続に関するご相談については無料で対応しております。